頭の中

独りと一人

ッカーン…!ジリジリ…《アッツ…おいおい、いま冬だろ…》久しぶりに、この時間に外に出た。いつもは日が暮れた時間にしか家から出ない。《13:00って…こんなに暑かったっけ…》昼は明るいから出たくない。眩しければ眩しいほど、なぜか悲しくなってく...
あの頃

静かに願う

ふと思い出す。ずーんと重い、あの頃を…。…外から社会の音がする――「おはようございますー」『寒いですねー…あー!走らないで!』(子供の奇声が響く)「うふふ。いってらっしゃいねー」『ふふ…(笑)すいませーん』ガヤガヤ…――《…あー、寒っ。》私...
頭の中

【ひとり短編劇 #2】レシートを捨てる前

近くのスーパーでたくさん買い物した。《…いらねーな》ゴミ箱に捨てようとした、そのとき。《あっ、店員さんの名前書いてるかも…》個人情報が気になって、手が止まる。広げて見る。名字だけが書いてあった。《んー…とりあえず印刷面内側にしとくか》―私は...
頭の中

本心たち

「凄いですね」「頑張ってますね」この言葉の裏に、《お前にしては》が透けて見える。全員がそうとは言わない。そうでない人は言い方や表情、雰囲気で分かる。さすがに私が毎日、在宅でB型就労の作業をしてると知れば「凄いですね」「偉いですね」「頑張って...
頭の中

それでも考える

《ああ、もうあの人と話せないかもしれない…》一昨日ひどい頭痛が。そのときに思った。初めてだった。あんな痛いの…いつも、体が健康なのは当たり前と思ってたし最期を決めるのは自分で、と当然のように思ってた。もう39だしね。まだまだ若くて健康なつも...
頭の中

いま思うこと

ブログ書くようになって、辛くなることも多い。過去を深く思い出して、同時にその時の感情まで蘇る。ずーんと沈んで泣きそうになることも。でも、38歳の去年までどこにも出さずに抱え込んでて。頭の中だけで考えてたから、いま頭がスッキリしてる。で。関係...
頭の中

失敗作なりに

私は、母の失敗作らしい。母は家族に恵まれてないと。私が子供の頃から困ったとき、分からないとき…何も、何も手を差しのべないのに要求が多い。学校に行きたくないと言っても聞いてもらえず。このとき、とっくに心は死んでいる。何があったか知ろうとしない...
あの頃

ずっと空いてる

「この子は、よー食べる(笑)」お菓子やごはんにがっつく幼い私を見て、祖母が笑う。保育園から帰ると、私はすぐ食べ物を欲しがってた。私の通ってた保育園では、それぞれ弁当を持参。手作りのお弁当を持ってきてる子がほとんど。私は、惣菜のパン2つぐらい...
頭の中

授賞式でたくない

授賞式かぁ……出たくないな。私の書いたものは読んでほしいし、評価してほしい。でも授賞式はちょっと…毎日、家にこもってる。独り言もよく言うし、一人でなんか歌ってる。たまに外に出ても、作業所か近所のコンビニくらい。………嫌だなぁ。行けばどうにか...
頭の中

現実

また忘れてた。私、障害者だったんだ。役所の書類を書いてて思い出した。さっきまで、back numberの高嶺の花子さんを口ずさみながら、ご機嫌で洗濯物干してた。娘もバイトへ。久しぶりに何もない日曜日だしと、溜まってた書類に目を通してた。提出...
頭の中

今日のゴール

「波をちゃぷちゃぷ ちゃぷちゃぷかきわけて~♪…」急に母が歌いだした。私と兄が、まだ小学生にあがる前の話。テレビもつけず、静かな夜だった。母と三人で、ひょっこりひょうたん島を熱唱したのを覚えてる。つられて真剣な顔で歌いだす、私と兄。負けじと...
頭の中

心のうち

「…きもちわるっ」まだ実家に住んでる頃、笑いながら話していたら母に言われた言葉。ひどくない?ひどいよな(笑)あと中学生のころ、カメラで自撮りをしていた。その写真を探してて母に『あの写真知らない?制服で写ってるやつ』と聞くと…「ああ。あのブス...