我が家の電子レンジ。
彼は、私の相棒。心の友。
いつも私を満たしてくれる。
「さあ!入れるがいい!魔法をかけてあげよう!」
…なんて頼もしい。
こんな彼氏がほしい。
今日も、冷凍の小豆あん饅頭を投入。
40…30…15…
待ち遠しい。
なげー。
10…3…2…1…
“ピッ”
《っしゃーー!!!止めたったwざまぁww》
次の瞬間。
《…今まで散々お世話になってて、ざまぁって…私、最低…》
心が痛い。
なんだか、電子レンジも悲しそうな顔をしている。
《ごめんね》
そう心の中で呟いて、もっかい電子レンジのスタートボタンを押す。
1秒だけ、温める。
《許して。また仲良くしようね》
饅頭を取り出そうとした、そのとき…
『あっっちい!!!!あっつ!!!クソが!!!』
思いっきり、電子レンジの戸を閉めた。
彼と仲良く過ごせる日は遠そうだ。

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