【ひとり短編劇 #4】靴下を片方だけ履いたあと

頭の中

私は小さい頃からデブだけど、体育座りが難なくできる。

だから、爪を切るのもなんのその。

靴下を履くときなんか、片足立ちのまま履ける。

今も優雅に

スッ…

と履けた。

体幹もしっかりしてる。

もう、ただのデブなんて言わせない。

もう片方を履こうとしたとき…

《私は何を考えてるんだ》

そんな言葉が頭をよぎる。

ただ、靴下を履いてるだけ。

余計なことを考えないよう、意識を集中しながらもう片方を履こうとすると…

ああ、あああ…

よろけてしまった。

そっかぁ…

今まで全集中しながら靴下を履いてたらしい。

《…アホくさ》

さっさと済ませ、チキンラーメンの待っている部屋へと戻った。

「おまたせ♡」

今度はこっちに集中せねば

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