【ひとり短編劇 #3】信号が青になるまで

頭の中

《ふーーっ…》

信号が赤。

私は、買い物袋を両手に持ち、立っている。

行き交う車を眺めてる。

《この人たち…どこ行くんだろ》

《このカップルは…どうやって付き合ったんだろう》

車の運転手をキョロキョロと見て、考える。

ふと…

《私は、なんでずっと一人なんだろうか》

娘と私。


…おい、誰か私を好きになれよ……


怒りがこみ上げてきた。

さっきまで《ああ、重いわぁ》と思ってた買い物袋も、全然重いと感じない。

もっと重くしてほしいぐらい。

怒りが収まらない。


そうこうしてるうちに、信号は青に。

《…青じゃねーだろ。緑だろ…》

怒りに任せてずんずん歩ける。

《ああ、これいいかも…今度からまたやろ》

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