負の引力

頭の中

《もう、どうにでもなれ》

《これで終わり》

…何度もそう感じてきた。

まだ40歳にもなってないけど。

ここまで生きてこれるとは…思ってなかった。

ずっとこの世にいるけど、

何度か死んで、生き返ってるような感覚。

今の私が嘘みたい…。

あんなだったんだよ?毎日が。

今世ではあり得ないと思ってた、普通の生活。

《夢かもしれない》

今でも思う。

“ごめんなさい…”

この言葉が、何故かふわっと浮かんでくる。

幸せな日常を送れていることが悪い気がする。

何でだろう。

…多分、分かってる。

知らないフリをさせてほしい。

《いや、いいんだよ。掴み取ったんだよ。己の力で。》

…なんだ、この罪悪感。

幸せを感じると、同時に出てくる胸のザワつき。

―ああ、まだ違和感だらけなのかも。

普通であることが。

周囲の人の “普通” は、私にとっての異世界。

今まで歩んできた “私の普通の世界” を塗り替えて、

この異世界に慣れていかないと。

また戻ってしまわないように

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