私は天才かもしれない

頭の中

化粧水がない。買えない。

…いいこと考えついた。

伸びの悪い美容液を先に顔に塗って、

すぐに水道水で塗り広げたら…

《おおっ…!!化粧水と変わらんぞ、これは》

と、感動した。

と共に…

《…もう39だぞ。化粧水ひとつ買えないって…》

と、悲しくなった。

こんなことで喜んで。

毛玉だらけで、ボタンの取れたワンピース。

《…毛玉取ってボタンは自分で縫えばいいよね》

と、一時間かけて仕上げる。

それを着てるとき、母から

「あんた…また服買ったの?」と。

《いや!傷んだ服の毛玉取って自分でボタンつけました~♪》

と、心の中で小躍りしながら

『ううん。ずっと着てるやつだよ(^^)』と返す。

「ふーん…綺麗だね。ちょうだい」

母が私の服を欲しがっている。

あの、つい最近まで毛玉だらけだった服を。

《私は天才かもしれない…》とニヤケながらも

《服…買えたらなぁ…》

なんかまた悲しくなってきた。

39にもなって。

大人って、お金を自由に使えるし

もっとちゃんとしてると思ってた。

…私は大人じゃないのかもしれない。

39歳・シングルマザーでB型就労。

「そんなことで一喜一憂できていいね!」

と知人に言われたことあるけど。

《はいwお前より毎日幸せですwww》

と、心で思いながら

『ねーっ…』と切なそうに返す。

これもまた、楽しい。

あ、そうだ…

昨日じゃがりことコグミ買ったんだった…!

《キャーーーッ♪♪》

ワクワクが止まらない

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