あの頃

あの頃

17歳―夜の街で出会った知らない大人たち

『…ダメだよ。家の人が心配するよ…。』『今日は家に泊めるけど…ちゃんと帰るんだよ。』―これは私が十代の頃。酒を飲んで、外をふらついてた時に言われた言葉。コワイ事もそれなりにあった。数人の大人が乗る車で連れ回されたり、気付くと繁華街の路上で目...
あの頃

地獄の“さくらんぼ”

大塚愛の “さくらんぼ” をノリノリで歌う私。周りは皆、下を向いたまま。パチパチとまばらな手拍子が響く…こんな地獄絵図を体験したのは、約10年前。B型作業所に通いだしたとき、スタッフと話してた。その中で私が「カラオケが好き」と話した。すると...
あの頃

静かに願う

ふと思い出す。ずーんと重い、あの頃を…。…外から社会の音がする――「おはようございますー」『寒いですねー…あー!走らないで!』(子供の奇声が響く)「うふふ。いってらっしゃいねー」『ふふ…(笑)すいませーん』ガヤガヤ…――《…あー、寒っ。》私...
あの頃

稲中と浦安鉄筋家族が好きだった、あの頃

遠い昔――まだ10代の頃。パッと目を開けると、外が暗い。テレビのうるさい音で目が覚めた。「…いま何時!?」すぐそこに居る家族に聞く。母、兄、妹、猫。…誰も答えん。いや、なんでだよ。寝起きの時点で分かってることは、・外が暗い・家族が揃ってる・...
あの頃

私はダイナマイト

高校生のころ、放課後に廊下を一人でぶらぶらしてた。そのとき校舎には誰もいないと思ってたら、教室に男の先生が二人いた。なので《ペコッ》と頭を下げて通った。そして、数分後に通ったときにまだ先生達がいたので、また《ペコッ》として通りすぎようとした...